Your Sweet Night

主に防弾少年団と韓国語の勉強。(ときどき他ドルも)

〈花様年華〉2022/06/23 ユンギ

 

 

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チャットルームのアラームが来ているのを見つけて、携帯電話を開けた。いつの間にか窓の外は暗くなっていた。これまでに書いた音楽をすべて集める作業は簡単ではなかった。無作為に燃やす過程で残ったものと、記憶の中の旋律を集めて分類した。その中で一番多いものは、驚くことに高校のときに空き教室で作ったものだった。振り返ってみても、そのとき俺が音楽の作業をたくさんしてたとは思わない。そのとき俺は、いやいつの時代の俺でも、俺はいつも音楽から逃げていた。

 

チャットルームを開けるや否や既に会話がかなり進んでいた。チャットルームを作ったのは意外にもジミンだったが、俺を招待する前にも会話があったように話が途中から突然始まった。テヒョンがみんなに聞いた。魂の地図が何か知ってますか?ホソクが応えたのは暫くあとだった。それは何なの?テヒョンが答えた。ヒョン、僕がそれを知ってたら聞くと思いますか?確かにそうだ。でもそれがどうした?そんな話がいくらか交わされていたらジミンが一部始終を説明した。病院に行ったらソクジンヒョンを偶然見たのだが、魂の地図というものを探していると言ったということだった。

 

ナムジュンが現れたのは少し後だった。前にソクジンヒョンが僕にも魂の地図が何か知ってるかと聞いたことがあったが、そのときヒョンはこう言った。魂の地図がこのすべてのことを終わらせる方法だと。それから暫く会話が続かなかった。恐らくみんな考えに浸っていたのだろう。ソクジンヒョンが「終わらせなければならないこと」が何なのか。ヒョンがおかしくなったのというのは、みんなが予想していることだった。それならば、魂の地図とうものを見つければ、ヒョンは元に戻るのか。それは一体どんなもので、どこに行けば見つけられるのか。

 

暫くした後、続いた会話はこんなものだった。このチャットルームにジョングクは呼ばなかったのか?ジミンが答えた。僕が考えてみたんですが、今ジョングクはケガをしてるじゃないですか。ジミンは自分が知らないようなことを濁した。ふと、ジミンがなぜ病院に行ったのだろうかという考えが浮かんだ。長い間閉じ込められ過ごした病院を探しに行く気持ちはどうだったのか。俺は閉じたチャットルームをもう一度開きこう書き記した。そうか。それがいいな。ジョングクはもう少し休ませてやろう。