Your Sweet Night

主に防弾少年団と韓国語の勉強。(ときどき他ドルも)

〈花様年華〉 2022/07/31 ホソク


ハゴクの第一印象はソンジュと似ていながらも少し活気が溢れていた。僕は急いでプラットホームを抜ける人たちに遅れてのろのろと歩いた。遅く動くのは僕らしくないことだった。なのに僕は人の流れを邪魔するくらいにゆっくりと動いた。まるでチョンホソクらしい振る舞いは絶対しないと決意した人のように行動した。周りの人を気遣わず、自分勝手に動いた。普段食べなかった辛い食べ物を食べ、お会計をしながらごちそうさまでしたの挨拶もしなかった。周りに人がいないときは、道端に唾も吐いてみた。


ネットの地図を見ながら売り場予定の場所に辿り着いた。高校近くの商店街の建物の1階だった。横には文具店があり、24時間営業のキムパ店もあった。笑えるくらいソンジュのツースターバーガーと似た位置だった。もしもこの場所に移って来るならどのへんで家を探すべきか周囲を見渡していたら、通り過ぎた誰かとぶつかった。すみません。思わずそう言って止まった。無駄ににらみつけ、その人を非難の目つきで見つめた。ちゃんと前見て歩いてくださいよ。ハゴクのチョンホソクは自分勝手であり、ならず者、イカれていて、バカだった。


そんな錯覚を僕は5秒くらいした。ホソクヒョン、ですよね?知ってる顔だった。


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